「氷温熟成 氷室豚」の歴史は、株式会社クリマ創業者である栗原守が1990年代前半から、
豚肉の美味しさのあたらな可能性を研究し、「熟成」に取り組んだことから始まりました。
その後、摂氏0℃以下でも凍らずに食品が生き続けられる温度域「氷温」という存在を知ります。
氷温技術との出会いきっかけとし、これまで研究してきた熟成技術と氷温技術のコラボレーションに踏み出しました。
当時一般的にブランド豚は、品種や餌による飼育方法とされてきました。
加工技術で美味しさ引き出し、より美味しいお肉を食卓に届けたいという、
いち職人としての挑戦が氷温熟成の歴史の始まりです。
そこからさらなる試行錯誤を経て、「氷温熟成 氷室豚」が誕生しました。
2008年には公益社団法人氷温協会より、氷温食品としての認定を受け今に至っています。
創業当時より変わらぬ「味」や「技」を守ること、
それだけに満足することなく、あらたな時代のニーズにも耳を傾けながら、
今日もまた新たな歴史の一日を積み重ねてまいります。
「枝肉の解体加工は、床以外全部ステンレス張りで温度10度に保たれた清潔な加工工場で行われます。
作業終了ごとに衛生教育を受けたスタッフが、全内容をくまなく清掃。その後のチェックにより微細な脂質や肉片の一つも見逃しません。さらに終業後は、定温・除湿により工場全体が乾燥され、雑菌の増殖を抑制しています。
また、用具は毎日の作業終了後、用途別に殺菌庫に入れ減菌しています。
クリマでは創業以来、理想とする衛生環境を築く上で、最も大切である従業員教育にも全力を注いでいます。
従業員や生産量が増えた今でも、定期的に衛生講習会を開催し、外部専門機関(食環境衛生研究所)を交えて議論を交わし、衛生に関する意識向上に努めています。社員が自らを高める意識を持ち、理論・理屈だけでなく、常に五感を働かせて、工場内の衛生環境づくりを実践しています。